健康志向

私の母は体の弱い人でした。そのせいか健康のためには色々なものに投資をしていたのを覚えています。中でも食品系に対するこだわりはスゴかったです。今でこそ「自然食(品)」なんて言葉は普通に耳にしますが、まだ「自然食」という言葉が市民権を得ていなかった40年以上前から我が家は「自然食」で溢れかえっていました。

当時、主食であるうちのご飯は白米ではなく、【玄米、粟、稗(ひえ)、黍(きび)、大豆、小豆】を高圧ガマで炊いたものでしたし、動物性たんぱく質は小魚のみ、肉の代替としてグルテンミートを食べていました。

中学生の頃、自分のお弁当が他の子のお弁当とだいぶ違っていたので奇異な目でみられるのがとても恥ずかしかったのを今でも覚えています。当時はこの「自然食」が本当に嫌で、家を出たら好きなものを好きなだけ食べてやると決意していました。

数年後に就職が決まり、それに伴い実家をでることとなったときは、これでやっと自分の好きなものを好きなだけ食べられると喜び勇んで、ひと月ほどは貪るように好きなものを食べまくりました。でも、幼い頃から十数年にわたって「自然食」の食育を受けてきたせいなのか、ひと月を過ぎた頃から誰にいわれるでもなく「今から口にしようとしているものは体にいいのだろうか」と考えるようになり、結局その思考は今に至るまで続いていて日々摂取するものは、好きなものよりも体にいいものを選んでいる次第です。

振り返ると自分は母の影響を強く受け、気がつけばむしろ母より健康やアンチエイジングへこだわりを持つようになりました。不思議な..というか因果なものです。

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